
究極の問題解決力が身につく瞬発思考
寺嶋直史
文響社 / 2018-01-23
この本について
仕事のトラブルが起きたとき、途中まで話を聞いたところで「だいたい分かった気」になって動き始めてしまうこと、けっこうありませんか。僕もよくやってしまって、あとから「あれ、そもそも前提が違った…」と気づいて手戻りになることが多かったです。焦ると部分だけを見て全体をつかんだつもりになるんですよね。 この本が効くのは、まさにその“つもり思考”をほぐしてくれるところです。現状把握の段階で、事実と自分の感想や期待が混ざってしまう落とし穴を丁寧に切り分けてくれるので、「本当に見えているのはどこまでか」を確認する癖がつきます。さらに、原因究明より先に改善策を出してしまうクセに対しても、なぜそれが誤った判断を生むのかを具体的な事例で示してくれるので、手順を守る意味が腹落ちしやすいです。そして、ゴールを描かずに動くと優先順位を判断できない、という当たり前だけど忘れがちな視点も何度も思い出させてくれます。 僕自身、この手順を意識して繰り返すだけで、問題を前にしたときの視界のクリアさが変わりました。とくに「全体的理解」に至るまで現状を細かく分解するプロセスは、急いでいても飛ばさない方が結局早い、という実感があります。 仕事で“原因がよく分からないまま場当たり的に対応してしまう”という人には、かなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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