
考えるということ 知的創造の方法 (河出文庫)
大澤真幸
河出書房新社 / 2017-01-10
累計読者数3
平均ハイライト数 9.3件/人
推定読了時間 約3時間22分
star総合評価 40/100
start序盤集中型
この本について
仕事でも日常でも、考えているつもりなのに答えがすり抜ける感覚ってありませんか。書こうとしても手が止まったり、目の前の問題と読んだ本の知識がつながらなかったり。自分の中に材料がないんじゃなくて、うまく取り出せていないだけかもしれない、そんなモヤモヤに近い人には、この本がけっこう沁みます。 大澤さんは「思考は想起に近い」と言います。まっさらな紙にゼロから言葉をひねり出すのではなく、「この感じどこかで受けたよな」と過去の感覚がふっと浮かぶ瞬間を手がかりにする。読者が抜き出していた部分はまさにそこで、本を読むだけでは役に立たず、自分の問題と結びついたときにようやく理論が浮上する、という視点です。知識を“持っている”だけじゃ動けず、思い出すための回路を日常の中で育てる必要があるという話は、僕自身にも痛いほど心当たりがあります。 長期の問いには答えが出ないけれど、短期の問いはちゃんと向き合う必要がある。その距離感をつかむと、考えることが少しだけ実践的になります。うまく言語化できずに悩んでいる人、自分の学びが地に足つかないと感じている人には、静かに効いてくる本だと思います。
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出版社による紹介
読み、考え、そして書く――。考えることの基本から説き起こし、社会科学、文学、自然科学という異なるジャンルの文献から思考をつむぐ実践例を展開。創造的な仕事はこうして生まれる。
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