
仕事はストーリーで動かそう
川上 徹也
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2008-11-11
この本について
仕事でプレゼンや企画を出すたびに、「結局どこが刺さるのか分からない」「数字も事実も揃えているのに、なぜか相手の反応が薄い」というモヤモヤ、けっこう共通なんじゃないかなと思います。僕自身、資料の厚みで勝負して空回りすることが何度もあって、そのたびに説明の順番や伝え方に悩んでいました。 この本が面白いのは、「足りない部分を見つける」という視点を軸に、営業も企画も“ストーリー”として組み立て直すところです。相手の欠落しているものを明確にして、そこに向かう主人公の道のりを描く。数字や機能の羅列ではなく、相手が自然と「自分ごと」に変換できる構造にしていくプロセスが、実例と一緒に書かれています。未来を予測するのではなく「こうなりたい姿」を提示する、という考え方も、仕事の場では意外と抜けがちな視点でした。 印象的だったのは、失敗や穴があるほうがストーリーとして機能する、と断言しているところです。企業の伝説的なエピソードや、顧客の心を動かす小さな行動がたくさん紹介されていて、「特別な会社だからできた話」ではなく、構造に落とすと共通点が見えてくる作りになっています。自分の提案をどう“語る”かで、同じ内容でも届き方が変わる感覚が持てる本です。 企画や営業で「伝わらない…」と感じている人に静かに刺さるやつだと思います。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの42%が集中しています。
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