
三国志(二) (吉川英治歴史時代文庫)
吉川英治
PHP研究所 / 2009-04-01
この本について
仕事でも人間関係でも、「正しいと思って動いたのに報われない」「周りのほうが先に評価されていく」といったモヤモヤ、けっこうしつこく残りますよね。僕も焦ったり落ち込んだりしがちなんですが、吉川英治版『三国志(二)』を読んでいると、その気持ちがいったんほぐれる瞬間があります。 たとえば劉備が、時勢に合わず遠回りばかりしているように見えて、実は一番の近道を歩いていた、という描かれ方があります。あれを読むと、「いま結果が出ていない自分=間違い」ではないかもしれない、と少し呼吸が深くなるんです。また、関羽の帰還を信じる場面では、相手の“良心”をどう扱うかで、自分の品格が決まるという視点が出てきます。つい損得で動きたくなるときほど、効きます。さらに、戦も人も思い通りにいかないときに「身を屈して、天の時を待つ」というフレーズが出てくるのですが、これは耐えることを美化しているわけではなく、状況の荒波に翻弄される自分を、少し引いた目で見られるようになる一節でした。 大げさに人生が変わるような類の本ではないですが、自分の立ち位置が曖昧になったとき、座標をもう一度描き直すためのヒントが静かに散りばめられています。とくに「遠回りしている感覚に疲れている人」には、じわっと効くと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要







