新・平家物語 全16巻合本版

新・平家物語 全16巻合本版

吉川英治

累計読者数9
平均ハイライト数 3.8件/人
star総合評価 36/100
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この本について

仕事で判断を求められるたびに、「自分の見えている範囲なんて、本当に正しいのか…」とモヤっとすることがあります。人の評価も、出来事の意味も、あとから思えば全然違って見える。頭ではわかっているのに、つい“一つの見え方”にしがみついてしまうんですよね。 『新・平家物語』の抜粋に反応している方の多くは、まさにその「視点の揺らぎ」や「人間の等身大さ」に救われているように感じました。たとえば、清盛が周囲の目や思惑の中で揺れながらも足を進める場面や、「第三者の記憶など、どれほど真実と言い切れるのか」という問いかけは、日常の人間関係にもそのまま重なります。また、出家のくだりで語られる“まず自分の生命を愛するところから始める”という姿勢は、過剰に役割や使命を背負いがちな人に、現実的な呼吸の仕方を教えてくれる部分だと思いました。 歴史物とはいえ、大きな事件よりも、人が迷いながら選ぶ「その瞬間」の温度で描かれているので、読みながら自分の生活の景色が少し違って見えます。争いや忠義の話に興味がなくても、「ものの見方が一つに固まってしまうとき」に手を伸ばすと、意外と自分の思考の幅が戻ってくる作品です。 特に、他人の視線に疲れがちな人に刺さるはずです。

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