
水滸伝 六 風塵の章 (集英社文庫)
北方謙三
集英社 / 2007-03-20
この本について
仕事でも人間関係でも、自分の軸を持ちたいのに、気づけばその場の事情に流されてしまうことがあります。強さとは何か、迷いながら人を支えるとはどういうことか。頭ではわかっていても、日々の細かな判断になるとブレてしまう。そんな時に、この巻を読んだ人が多くの場面を保存している理由が、なんとなくわかります。 この巻では、武や知略の派手さよりも、「人がどう成長し、どう迷い、どう他者と関わるか」という部分がじわじわ効いてきます。たとえば、林冲や楊令がぶつかり合いながらも、最後には抱きしめる場面。軍をひとりの人間として捉える視点。悩むことそのものを強さと捉える会話。こういう描写が、こちらが抱えているモヤモヤにそのまま重なってくるんですよね。なにかを真似るのではなく、自分のものとして体得していく過程にも、仕事の学び方がそのまま映ります。 読むほどに、「強い人って、完璧だから強いんじゃなくて、自分の弱さをどう扱うかの積み重ねなんだな」と思えてくる。それが押しつけがましくなく、物語の中で自然に立ち上がってくるのが北方版水滸伝の魅力で、この巻は特にそれが濃い気がします。自分の成長に即効性を求めない人、じっくり考えたい人ほど、静かに刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要







