
「超小型」出版:シンプルなツールとシステムを電子出版に
クレイグ モド and 樋口 武志
この本について
雑誌やニュースを読むとき、「なんで電子なのに紙と同じ形なんだろう…」と感じたこと、けっこうあると思います。便利になっているはずなのに、どこか昔の型に縛られているというか、自分の体験としてしっくりこない。僕もずっとこの違和感を放置したまま使っていました。 この本は、そのモヤモヤを言語化してくれるだけでなく、「電子ならではの作り方って、本当はこうじゃない?」という視点をくれます。例えば、読者がお金を払っているのは文章そのものではなく、軽く読み始められて迷わない“体験”そのものだ、という指摘。あるいは、紙の制約に合わせた発行サイクルをなぞる意味は、本質的にはどこにもないという話。さらに、長文1本を丁寧につくり、複数デバイスで読める形にすることで持続的なモデルが成立する、という事例も具体的で、自分の仕事のプロセス改善にそのまま置き換えられます。 結局のところ、形だけを引き継ぐのではなく、媒体が変わればゼロから考え直してもいいんだと背中を押してくれる本です。紙とデジタルの間で「どこに正解があるのか」迷っている人ほど、じわじわ効いてくると思います。 今の仕事の型を疑いたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
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