
困った性格の人とのつき合いかた
小羽 俊士
すばる舎 / 2013-01-29
この本について
人間関係で「なんでこの人とは噛み合わないんだろう…」と感じる瞬間ってありますよね。相手に悪気はなさそうなのに雑に扱われている気がしたり、逆にこちらの言葉がまったく届かなかったり。自分が悪いのか、相手が特殊なのか、その境界が見えなくてしんどくなることがあると思います。 この本を読んで印象的だったのは、性格や相性の問題だと思っていたことの裏側に、知能の差や自己愛のタイプといった“構造”的な理由があるという視点でした。人の理解力の差が20ポイントあるだけでストレスが生まれやすいとか、「外向的な自己愛」と「内向的な自己愛」で同じ自己愛でも振る舞いがまったく違うとか、具体的な話が多くて腑に落ちるんですよね。相手を薄っぺらく「面倒くさい」と片付けるんじゃなくて、なぜその行動になるのかが見えてくると、関わり方の調整がしやすくなります。 自分が変に我慢するでもなく、相手を矯正しようとするでもなく、「ここは距離を置こう」「ここは噛み合わない前提で話そう」といった現実的な落としどころを見つけやすくなる本です。特に、相手の言動に振り回されやすい人や、仕事でどうしても関係を切れない相手に疲れやすい人には、ひとつの地図になる感じがしました。 「そもそも噛み合わない理由を知りたい人」に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
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