
非常識な成功法則【新装版】
神田昌典
フォレスト出版 / 2011-10-28
この本について
仕事でも人生でも、気づくと同じところで足踏みしている感じってありますよね。やりたいことはあるはずなのに、頭の中では「どうせ無理だよな」という独り言ばかり流れてしまう。僕もぼーっとしていると、気付かないうちにそっち側の思考に引っ張られてしまいます。 『非常識な成功法則』が面白いのは、この“頭の中の癖”に正面から向き合わせてくれるところです。特に刺さったのは、目標を立てる前に「やりたくないこと」を徹底的に書き出すという発想。きれいな理想から入るのではなく、自分のエゴや嫌悪感まで含めて棚卸しすることで、初めて本音が見えてくるという流れが、妙にリアルなんですよね。さらに、目標を毎日書き直すという習慣の話も、地味なのに効きます。脳は意識を向けたところしか拾わない、という説明が腑に落ちて、実際、僕も書いて眺めるだけでも少しずつ行動の選択が変わりました。 それと、金と心のどちらを先に整えるかという現実的な順番が語られているのもありがたいところです。一気に両方追うのではなく、まずは生活基盤を整えてから心の充実に向かう。その割り切りが、停滞感をほどくきっかけになる人も多いはずです。 理想論よりも“心の揺れ”をそのまま扱いたい人、綺麗ごとだけでは動けなかった人には特にしっくり来る一冊だと思います。僕自身まだ揺れ続けていますが、その揺れを前提に進む道筋をくれた本でした。
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