
禁断のセールスコピーライティング
神田昌典
フォレスト出版 / 2014-05-24
この本について
なんとなく文章を書いていて、「結局どこで相手は動くんだろう」と手が止まることがありませんか。セールスコピーに限らず、仕事の提案文や企画書でも、読み手の背中をどう押せばいいのか分からなくなる瞬間ってけっこうあって、僕もずっとそこで迷っていました。広げすぎても響かないし、メリットを並べても温度が出ない。どこか“噛み合わない感じ”が残るんですよね。 この本が面白いのは、「順番」や「構造」を変えるだけで、読み手の反応がまったく変わるところを具体的に見せてくれる点です。クリフハンガーのように続きを持ち越す技、問題の焦点化で読者の視点を整えるやり方、そして“あなた”を主語にした瞬間に文章が急に前に進む感覚。抽象的なテクニックではなく、なぜそれが効くのか、どの場面で効くのかが、実際の場面とセットで語られていて、読んでいるこちらの思考が自然と組み替わっていきます。個人的には、ギャップが広がるほど人が行動するという説明が仕事の場でもすごく腑に落ちました。 とはいえ、魔法みたいに全部がうまくいくわけでもなくて、読んだ後に「じゃあ自分の文ならどこを直せばいいんだろう」と手を動かしてみて初めて輪郭がつかめるタイプの本です。だからこそ、読み手のことを本気で考えたい人に向いている気がします。 「相手が動く文章の仕組みを、ちゃんと自分の言葉で扱えるようになりたい人」に刺さる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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