
今こそ読みたいマクルーハン (マイナビ新書)
小林 啓倫
この本について
ニュースや技術の変化に触れるたびに、「ついていけてない気がする」とか「情報をどう扱えばいいのか分からない」と感じることってありませんか。自分でも理由が説明しきれない不安だけが先に来て、結局スマホを閉じる…僕もよくやってしまいます。 この本が面白いのは、そうしたモヤモヤを「情報の量」ではなく「感覚の比率が変わってしまうこと」として説明してくれるところです。たとえば新しい技術に触れると、人間の身体ごとアップデートされたように感覚がズレる。だから不安になる。でも、それは「人間が道具と一緒に進化してきた歴史の延長にあるだけだよ」と軽く視点を切り替えてくれます。また、短い情報が飛び交う今の世界がなぜ雑誌的に感じられるのか、逆に過去を理想化したくなるのはなぜか、といった日常の引っかかりに言葉を与えてくれるのもありがたいところでした。 読んでいて一番腹落ちしたのは、環境が人間を「押させる」「見させる」「判断させる」という発想です。自分の意思で選んでいるつもりでも、実はメディア側の設計に反応しているだけかもしれない。そう思うと、SNSとの距離の取り方や、仕事での情報収集の仕方が少し変わります。 技術やメディアに振り回されている感覚がありつつ、「でもゼロにはできないし、うまく付き合う方法が知りたい」という人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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