
どうせ死ぬんだから 好きなことだけやって寿命を使いきる
和田秀樹
この本について
なんとなく「健康のために我慢し続けているけど、本当にこれでいいのかな」と感じる瞬間ってありますよね。検診の数値に振り回されたり、長生きしなきゃいけないような空気を前に、どこか自分の人生なのに他人の基準で生きているような感覚になることがあります。僕自身、そこにずっとモヤモヤしていました。 和田秀樹さんの『どうせ死ぬんだから』は、そういう「正しさの押し付け」に疲れた人にとって、視点を少しゆるませてくれる本だと思います。たとえば“メメント・モリ”と“カルペ・ディエム”の対比が象徴的で、死を恐れて行動を狭めるのではなく、死が避けられないからこそ今日をちゃんと使うという考え方が腑に落ちました。また、医療との距離の置き方や、がんを必要以上に怖がらない姿勢など、「生き方を自分で決めていいんだ」と思わせてくれる具体的な視点が多いです。さらに、老いの段階で“貸し借りを返していく”という捉え方にも救われました。誰かに頼ることを弱さと見ない視点は、年齢に関係なく効くはずです。 焦らず、自分のペースで人生を考えたい人に刺さる一冊です。自分の死に方や生き方を決めるなんて重そうですが、読んでみるとむしろ肩の力が抜けて、「今日をどう使おうか」という方向に意識が向いていきます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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