
NASAより宇宙に近い町工場 僕らのロケットが飛んだ
植松努
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2009-11-05
この本について
仕事でも趣味でも、新しいことに踏み出す場面ってありますよね。ただ実際は、やったことがない不安とか、周りの「それ無理じゃない?」という声のほうが先に浮かんできて、気づけば動けないまま時間が過ぎていくことも多いと思います。僕もよくそこで止まります。 植松努さんの『NASAより宇宙に近い町工場』は、そういう“足がすくむ瞬間”に効く本でした。大げさな勇気をくれるというより、「最初の飛行機だって手づくり」「知らないなら調べればいいだけ」といった具体的な歴史や体験を通して、行動のハードルを静かに下げてくる感じです。また、「成功するには成功するまでやるしかない」「プランBがない夢はたぶん手段」といった視点も、今の自分が握っている目標をもう一度見直すきっかけになりました。さらに印象的だったのは、人とつながるための方法として“困っている人を助ける”というシンプルな姿勢が語られているところで、妙に実感が持てるんです。 背中を強く押されたいというより、「動けない理由が少しずつほどけていく感じが欲しい」という人に刺さる一冊だと思います。自分のペースで前に進みたいときにそっと置いておける本です。
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