株式会社タイムカプセル社 新版 十年前からやってきた使者 (喜多川泰シリーズ)

株式会社タイムカプセル社 新版 十年前からやってきた使者 (喜多川泰シリーズ)

喜多川泰

累計読者数40
平均ハイライト数 9.9件/人
star総合評価 53/100
start序盤集中型

この本について

最近、自分の言葉や行動が誰かにどう届いているのか分からなくて、妙に気持ちがざわつく日が続いていました。余計な一言を言ってしまった気がして落ち込んだり、逆に慎重になりすぎて動けなくなったり。頭では「もっと丁寧に生きたい」と思うのに、現実の自分はなかなか理想どおりにはいきません。 『株式会社タイムカプセル社』は、そんなモヤモヤを抱えたままでも読み進められる不思議な本でした。特に刺さったのは、「言葉は予想もしない形で誰かに届いてしまう」という指摘と、それでも「打つと決めて打つしかない」という姿勢が並んで語られるところ。慎重になることと、前に進むことが両立する感覚を、やっと言語化してもらった気がします。そして、深い優しさを持つ人ほど、見えないところで傷つき悩んできたという視点も、自分や周りに対して変なジャッジをしすぎていた心を少しほぐしてくれました。 もう一つ印象的だったのは、「想いは言葉ではなく行動で伝わる」という部分。軽いメッセージが無限に流れてくる日々の中で、時間をかけた一手間の価値をあらためて思い出させてくれます。誰かを大切にしたいと思うときの“動き方”が変わる本だと思います。 今の悩みに名前がつかないまま、なんとなく行き詰まりを感じている人に静かに効いてくる物語です。一歩分だけ前に進みたいときに、そっと背中を押してくれました。

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