
君と会えたから……
喜多川泰
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2024-06-21
この本について
気づくと「今日なにをすればいいのか」がよくわからなくなる日があります。大きな夢はあるはずなのに、結局なにも進んでいない気がして、自分でも理由が説明できないままモヤモヤが積み重なっていく。僕もずっとそのタイプでした。やる気がないわけじゃないのに、行動につながらないあの感じです。 『君と会えたから……』を読んで刺さったのは、「夢そのものを目標にしても動けない」という視点でした。一枚目のリストに並ぶ“欲しいもの”は、実は結果でしかなくて、今日の行動には直接つながらない。だからこそ、二枚目の「誰に何をしてあげたいか」というリストが必要なんだと気づかされます。これは精神論ではなく、今日すぐに1つ実行できるレベルの小さな行動の集合で、そこを積み重ねた先に気づけば一枚目の夢に届いている、という構造が妙にリアルでした。 もう一つ響いたのは、「ありがとうを集める」というお金の見方です。何かを買うとき、自分の欲のための支払いだと思っていたけれど、本当は“自分では直接会えない人への感謝を届ける仕組み”だという考え方。これに触れてから、仕事でも家のことでも、ちょっとだけ相手の側から考える癖がつきました。意識して変えたというより、負担が減って自然とそうなった感覚に近いです。 大げさな成功論が苦手な人ほど、すっと入ってくると思います。特に「行動したいのに、今日やることがわからないまま時間だけが過ぎる」というタイプには、けっこう効きます。僕にとっては、自分の足元を見直すきっかけをくれた一冊でした。
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