
アイデアを脳に思いつかせる技術 (講談社+α新書)
安達元一 and 藤本貴之
講談社 / 2013-01-21
この本について
アイデアが出ないときって、「自分って発想力ないのかも」と落ち込みつつ、机に向かっても同じ考えをぐるぐる回してしまうことが多いですよね。僕もけっこうそのタイプで、知っている情報の範囲を出られず、気づけば同じ枠の中でもがいていました。 この本が面白いのは、「そもそも発想って、知識の量とその使い方でだいぶ変わるよ」という視点をくれたところです。頭の中には“概念空間”みたいなものがあって、その広さが発想の限界を決めてしまう。でも同時に、知っていることが多すぎると、今度は先入観が強まりすぎて、思いがけない発想を邪魔することもある。ここをどう扱うかに、アイデアのコツがあるんだろうなと感じました。 本ではそのための具体的な方法として、しりとりで思考をいったん分断したり、「なぜ?」を五回繰り返して問題の根っこを探したり、とにかく手を動かして視点をずらすやり方が紹介されています。理論よりも、実際に机で試せる小さな工夫が多いところがありがたいです。特に、幼稚なくらい単純な質問をあえて投げるのが効くという話は、気持ちがほぐれるという意味でも救われました。 日々の仕事で同じ思考パターンから抜け出せず、もう少し楽に視点を変えたい人にはかなり刺さると思います。自分の頭の癖をうまく扱うヒントを求めているなら、手元に置いておいて損はない一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
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