
仕事の思想
田坂 広志
PHP研究所 / 2003-09-01
この本について
仕事を続けていると、「今やっていることに意味はあるんだろうか」とか、「がんばってはいるけれど、自分が成長している実感がない」という気持ちに、どうしてもぶつかりますよね。目の前のタスクはこなしていても、どこに向かっているのかは曖昧なまま。僕自身も、働く意味を見失いかけた時期に、この本を読みました。 田坂さんの『仕事の思想』が効くのは、「目標」と「夢」の距離感に悩んでいるときです。目標だけでは力が出ないし、夢だけでは地に足がつかない。でも、棒高跳びのバーのように“具体的な高さ”があり、その先に“自分だけの景色”が見えていると、人って不思議と力を振り絞れる。読者の多くが抜き出していたのも、この「バー」と「夢」の関係でした。仕事が思うように進まない時ほど、この視点が効いてきます。 また、「仕事の報酬は成長である」という考え方も、救いというより、静かに腹に落ちる感じです。給料や肩書きは状況で変わるけれど、困難ともがいた経験だけは失われない。そう思えると、今のしんどさにも少しだけ意味が宿ります。 目標をどう置けばいいか迷っている人や、がんばっているのに手応えがないと感じている人に、じわっと刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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