
嫌われる覚悟 ほんとうの嫌われない技術 (マイナビ新書)
川島 達史
マイナビ出版 / 2012-05
この本について
人に合わせすぎて疲れたな…とか、少し本音を出しただけで「嫌われたかも」と不安になる瞬間ってありますよね。僕もそうで、結局どこまで取り繕えばいいのか、どこからが無理しているのか、その境界がわからなくなることがあります。 この本を読んで印象的だったのは、「みんな同じように器用じゃない」という前提に立ってくれるところです。性格には遺伝的な差があって、努力では埋めにくい部分があることを認めた上で、それでも現実に合わせてできる工夫を示してくれる。たとえば、本音と建前の差を2〜3割以内に抑えるという目安は、僕のように“つい良い人を演じすぎる”タイプにはかなり実践的でした。そして、日本の自責文化の中で気づかないうちに続けている「感情労働」の負荷にも触れてくれて、まず自分が疲れていることを把握するところから始められます。 もうひとつ大事だと思ったのは、アイデンティティを持つことは、時々は嫌われる側に回るという現実を引き受ける作業でもある、という視点です。ここを無理に避けようとするほど八方美人になり、逆に関係が不安定になる。その感覚に心当たりがある人には、かなり刺さると思います。 「周りと自然に馴染めなくてしんどい」「無理して人に合わせてしまう」。そんな人にこそ、現実的に使える“バランスの取り方”を教えてくれる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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