
「いい人」をやめればすべてうまくいく! ―仕事で損をしないための25のルール
中島孝志
この本について
仕事で「いい人止まり」になっている気がする時ってありますよね。波風は立てたくないのに、結果的に自分ばかり引き受けてしまうとか、場の空気を読んで意見を飲み込んだあとにモヤモヤが残るとか。いい人であろうとするほど、自分の行動基準がどこか外側にある感じ、僕も何度も陥りました。 この本は、そこから一歩出るための視点がかなり実践寄りです。たとえば「言いたいことを言う」も、強く出ろという話ではなく、後からこじれるくらいなら小さいうちに調整したほうが結局まわりにも優しい、という考え方が腑に落ちます。「冷たい温かさ」という言葉も、自分の時間や境界線を守るほうが関係が長持ちするという、現場感のある話でした。それに、「嫌われていない=好かれているではない」という指摘は、人間関係をフラットに見直すきっかけになるはずです。 もうひとつ印象的だったのは、人脈は量より質でいいという割り切り方。運や勘、動きのいい人と一緒にいると、自分の基準も自然と整うという話に、肩の力が抜けました。マイペースに歩きつつ、できるところまでやったら線を引く。これを許せるだけで、仕事のしんどさがだいぶ減ります。 「人に合わせすぎて疲れやすい人」には特に届くと思います。自分勝手になる、というより、自分の側にもちゃんと重心を置き直すための本でした。
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