
本当は危ない植物油 その毒性と環境ホルモン作用 (角川oneテーマ21)
奥山 治美
KADOKAWA / 2013-05
この本について
日々の食事って、気をつけているつもりでも「どこまで気にすればいいのか」「何を基準に選べばいいのか」が曖昧なまま流されてしまうことが多いですよね。とくに油は、身体に影響がありそうな気はするけれど、結局スーパーで並んでいるものを何となく選んでしまう。僕もずっと同じようなモヤモヤを抱えていました。 この本は、そういう“なんとなく”の部分に踏み込んでくる一冊でした。著者の主張はなかなか強めで、刺激的に感じるところもありますが、読者がよく保存していた部分を見ると「普段あまり意識しない油が、ホルモンや体調にどう関係しているのか」という視点に引っかかっているように思います。たとえば、植物油の種類によって体内での働きが全然違うことや、加工油脂を避けるという現実的な行動につながる話があったり、オメガ3とオメガ6のバランスという具体的な方向性が示されていたり。普段の台所の風景が少し変わるような内容でした。 もちろん、すべてを鵜呑みにする必要はなくて、著者の言うことを「そういう見方もある」と受け止めながら、自分の生活にどう取り入れるかを考える読み方がちょうどいいと思います。ただ、油の選び方で頭の働きや体調が変わるという視点は、僕自身も読んでからずっと気になり続けていて、一度立ち止まって考えるきっかけには十分すぎる内容でした。 食の選択を「とりあえず」から一歩進めたい人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの59%が集中しています。
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