Rによるやさしい統計学

Rによるやさしい統計学

山田剛史, 杉澤武俊, and 村井潤一郎

累計読者数7
平均ハイライト数 50件/人
star総合評価 80/100
trending_up後半加速型

この本について

データ分析を始めたときに、頭では「平均とか分散とか大事なんだよな」と分かっているのに、実際にRで手を動かすと「あれ、なんでこの値になるんだっけ…?」とモヤッとすることが多いと思います。とくに不偏分散とかt分布あたりは、概念と実装のあいだに小さな段差があって、そこがずっと気になったまま前に進みにくいんですよね。僕も最初はその段差につまずき続けていました。 この本は、その段差を一段ずつならしてくれる感じがあります。たとえば、var() が単なる分散じゃなくて不偏分散を返す理由を、式ではなく「なぜ n−1 で割るのか」という目線で説明してくれる。read.csv と read.table の違いも、単に“仕様”として覚えさせるのではなく、実務でどう間違えやすいかを踏まえて書いてある。さらに、相関係数だけで判断せず、クロス集計表をちゃんと見る大切さなど、統計の“現場感”まで拾ってくれるのがありがたいところです。 Rの文法を覚えたいというより、「統計の考え方を手を動かしながら理解したい」人にはちょうどいい距離感の本だと思います。数式が苦手でも、具体的な作業の流れの中で概念が腑に落ちていくので、独学で詰まっている人にとくに刺さるはずです。

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