
ダメな議論――論理思考で見抜く (ちくま新書)
飯田泰之
この本について
議論を聞いていて、「結局なにが言いたいのか分からない」「それっぽい言葉で煙に巻かれている気がする」とモヤッとすることが、僕はけっこうあります。仕事でもニュースでも、話が抽象に逃げていく瞬間に、こちらの思考が置いていかれるあの感じです。 『ダメな議論』が刺さるのは、そのモヤモヤを言語化してくれるところだと思います。読者が保存した抜粋にもありますが、専門家が混乱を悟られないように、あえて漠然とした言い回しを多用する場面や、難しそうな引用で煙幕を張る構図が淡々と説明されていて、「ああ、あれはこういう仕組みだったのか」と腑に落ちるんですよね。政策の話でも、抽象的なスローガンではなく「国際学力テストの何ポイント改善」といった具体性を軸にしないと議論がすぐに迷走する、という指摘も実務にそのまま響きます。 この本のいいところは、哲学書でも経済書でもなく、ただ“議論がズレる瞬間”を現実的に見せてくれる点です。だからこそ、会議での違和感の正体をつかみたい人や、ニュースの言葉に振り回されがちな人にはとくに刺さると思います。議論をうまくするための武器というより、「どこでおかしくなるのか」を静かに見抜くための視点をくれる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





