
町工場の娘-主婦から社長になった2代目の10年戦争
諏訪 貴子
この本について
仕事で判断が重なる時って、じっくり考えたい気持ちと「止まっている間に状況が悪くなるんじゃ…」という不安が同時に押し寄せますよね。私も、悩み始めると視界が一気に狭まって、結局何も動けていなかった…なんて日がよくあります。 この本を読んで感じたのは、著者も同じように迷いながら、それでも「動く」ことで突破口を開いてきた人だということです。ネガティブ思考を力技で捨てろ、という話ではなく、情報を集め、原理原則に立ち返り、勝算の高い一手から手をつける。その積み重ねなら、自分にもできるかもしれないと思えました。特に、紙いっぱいに「なぜ」を書き出して原因と向き合う姿勢や、体を動かして確かめに行く行動力は、抽象論ではなく具体的な“やり方”としてすっと入ってきます。 社長という立場の話ではありますが、社員教育を投資と捉える視点や、迷った時は「実現可能性と時間」で判断する現実感など、規模に関係なく日々の判断にそのまま使える部分が多いです。人にどう思われるかより「自分はやりたいのか」で選ぶという基準も、何度も救われました。 自分で決めて動かなきゃいけない場面が増えてきた人に、静かに効いてくる一冊だと思います。
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