ハイペリオン(下)

ハイペリオン(下)

ダン・シモンズ、酒井 昭伸

早川書房 / 2000-11

累計読者数2
平均ハイライト数 6.5件/人
推定読了時間 約9時間34分
star総合評価 34/100
boltライト読書型

この本について

日々の小さな判断が積み重なって、いつのまにか自分でも説明できない方向に動いている気がすることがあります。大きな節目よりも、曖昧なまま流されてしまう日常のほうが、自分の経験を形づくっているんじゃないか…そんなモヤモヤを抱える人には、『ハイペリオン(下)』の抜粋がよく刺さると思います。 この物語に出てくる人間とAIの関係は、何が正しくて何が間違いだったのかを単純には決めさせてくれません。過去の「大きな過ち」すら、もっと複雑な意図の結果として描かれる。その感じが、私たちが後から「あれは失敗だった」と決めつけている出来事に、別の見え方をくれるんです。もうひとつ印象に残るのは、壮大な設定の中でも、子どもの笑い声や登れなかった木の話など、とても些細な場面がしっかり描かれていること。結局のところ、世界の行方より、身近な関係の変化のほうが心を動かすという当たり前を思い出させてくれます。そして、未来が分岐していく可能性の話は、いまの自分の選択もまた、はっきり意識できないところで次の現実を作っているのかもしれないと静かに考えさせられます。 壮大なSFだけど、読み終わると生活の小さな判断に視点を持ち帰れる一冊です。世界の大きさと足元の小ささの両方を考えたい人に刺さると思います。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

ダン・シモンズ、酒井 昭伸の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

迫りくるアウスターの脅威と、殺戮者シュライクの跳梁により惑星ハイペリオンは混乱をきわめていた。連邦政府より命令をうけ、この地に降りたった、神父、軍人ら経歴もさまざまな七人の男女は、一路“時間の墓標”をめざす。その旅の途上で明らかにされていく、数奇な宿命を背負う彼らの波瀾にみちた人生の物語とは...?あらゆるSFの魅力を結集し、卓越したストーリーテリングで描く壮大なる未来叙事詩、ここに開幕!ヒューゴー賞・ローカス賞・星雲賞受賞作。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

BookNotion をお使いの方へ

この本の指標は、あなたの本棚でも見られます

このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要