
光待つ場所へ (講談社文庫)
辻村深月
講談社 / 2013-09-13
この本について
人と比べて勝手に落ち込んだり、自分の“理想像”に縛られて苦しくなったりしませんか。頭では「そんなに気にしなくていい」と分かっているのに、些細な言葉に傷ついたり、好きなものを馬鹿にされたような気がして身構えたり。自分でも面倒だと思うのに止まらないあの感覚、けっこうしんどいですよね。 『光待つ場所へ』は、そのしんどさを強引に励ますんじゃなくて、悩んでいる人の目線のまま描いてくれる物語でした。記憶にしがみついてしまう弱さとか、一度欲しいと思ったものを手放せない不器用さとか、他人の「計算」や「評価」を気にしてしまう癖とか、どれもきれいには扱われない。でも、その“みっともなさ”を否定しないで、そのままの形で置いてくれる感じがあるんです。好きなものを守りたい気持ちや、自分だけがイタイんじゃないかという恐さにも、少しだけ温度を通してくれます。 読んでいて、完璧に前向きになるというより、少し肩が下りる感覚に近いです。突き抜けるしかない瞬間があることも、諦めきれない夢にしがみつく苦さも、きっと誰かの本音としてそこにある。この本は、それを「大げさに救わない」からこそ響くと思います。 自分の“痛さ”や不器用さをなかったことにできない人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本の後に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









