
図解 連結納税早わかり (中経出版)
福薗健
KADOKAWA
この本について
連結納税まわりって、制度は知っているのに「実務でどう判断したらいいのか」がずっと曖昧なまま…という人、けっこう多いと思います。特に、親会社に欠損金が残っていて、子会社は黒字という“よくあるけど説明しづらい”状況にぶつかると、一気に霧が濃くなる感じがします。地方税だけ単体で計算する必要があるとか、申告書の作り方が親会社から逆算になるとか、地味に怖いポイントも多いんですよね。 この本が助かるのは、そうした「分かっているつもりの穴」を丁寧に塞いでくれるところでした。たとえば、どのタイミングで繰越欠損金が有効利用できるのか、改正で何が変わったのかが、実際のグループの動きと結びつく形で説明されるので、判断の軸が持ちやすくなります。また、連結に入ることで繰延税金資産の計上がどう変わるか、逆にM&Aの多い会社では制度自体が足かせになる可能性がある、という“表と裏”がそのまま書かれているのも現実的でありがたいところでした。 専門書ではあるのですが、「連結を選ぶべきか」「選んだ後に何が起きるのか」を自分の会社の状況に重ねて考えたい人にはちょうどいい距離感だと思います。とくに、子会社の欠損金の扱いでモヤモヤしている実務担当者にはすごく刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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