
小さな会社の稼ぐ技術
栢野克己 and 竹田陽一
日経BP / 2016-12-07
この本について
起業してしばらく経つと、「いろいろ頑張ってるはずなのに成果が散る」「どう絞ればいいのか分からない」といったモヤモヤが出てきます。自分も同じでした。やればやるほど視界がぼやけて、何を基準に判断すればいいのか分からなくなるんですよね。 この本が効いたのは、立派な成功論ではなく、日常の経営にそのまま落とし込める“具体的な視点”が整理されていたことでした。例えば、「何でもやっているからうまくいかない」という一言は痛かったですが、商品・地域・客層を自社・顧客・競合の3方向から見るだけで、どこに集中すべきかが意外なほど見えてきます。また、接触回数が信頼をつくるという当たり前の原則を、名刺交換からお礼ハガキ、簡単なフォローまでどう積み上げるのかの具体例が、妙に現実的で試しやすい。さらに、弱者が取るべき「小さな1位」の考え方も、抽象ではなく日々の行動レベルで描かれていて、焦りが少し落ち着きました。 派手な逆転劇というより、「今日から一歩だけ前に進めそう」と思える実務寄りの本です。特に、自分の商売の焦点がぼんやりしている人や、戦術ばかりで戦略の時間が取れていない人には刺さると思います。自分の立ち位置を冷静に見直したい時に、ちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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