
課金ポイントを変える 利益モデルの方程式
川上昌直
かんき出版 / 2013-12-16
この本について
仕事で新しいサービスを考えるたびに、「結局どこで利益を取ればいいんだろう…」と立ち止まることがあります。顧客価値を考えても煮詰まるし、競合と差別化しようとしても同じ発想のループに入ってしまう。そんなときにこの本を読むと、利益づくりの考え方そのものを少しずつほぐしてもらえる感覚がありました。 面白いのは、「どの商品で儲けるか」を単品で考える癖を外し、ビジネス全体で利益を作る視点に切り替えられるところです。例えば、あえて儲けない顧客を設定して別の顧客を連れてきてもらう設計とか、バリスタのように“本体では儲けず、時間差で利益をとる”やり方とか、現実の企業がどう発想しているかが生々しく示されます。また、顧客の「用事」から課金ポイントを探すという視点も実践的で、今まで自分が価格設定の話を「商品ありき」で考えていたことに気づかされました。 全体として、利益モデルの教科書というより、「視点をずらす練習帳」に近い本です。特に、顧客価値を考えても手詰まり感がある人や、自社の強みを棚卸ししきれずに悩んでいる人に刺さると思います。難しい概念も出てきますが、結局は「どこでお客様が払いたくなるのか」を丁寧に観察するところに立ち返らせてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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