
成功の五角形で勝利をつかめ!
三田紀房
コルク / 2008-05-22
この本について
仕事で判断がぶれたり、人との会話がどこか噛み合わなかったり、「結局自分は何を軸に動けばいいんだろう」とモヤモヤするときがあります。頑張っているつもりなのに、努力の向きが合っていない気がする。自分もよくそこで止まってしまいます。 この本が面白いのは、そんな迷いを「五教科」という一見ベタな枠組みに戻して整理してくれるところです。国語は読解力とコミュニケーション、数学はロジカル、理科は仮説と検証、社会はネットワーク、英語は度胸。どれも今の仕事で足りないと感じる瞬間がある能力ばかりで、読みながら自分の引き出しの偏りがそのまま浮かび上がりました。特に「深く考えず感情で判断しがち」という指摘は、耳が痛いけれど実感があります。理科的な仮説の置き方や、数学的に時間とコストを見積もる視点は、明日からのタスク処理に直結しそうでした。 もう一つ刺さったのは、会社が学校と同じ縦社会で動いているという話。好き嫌いではなく、どう振る舞えば組織が前に進むかを考えると、コミュニケーションの精度や「行間を読む」力が結局かなり効いてくる。ビジネス書というより、学生時代の基礎にもう一度戻る感じが逆に新鮮でした。 仕事に必要な力をどう整えればいいか見えづらい人、努力しているのに成果に結びつかない感覚がある人には、静かに効く本だと思います。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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