
改訂版 小さな会社は人事評価制度で人を育てなさい! (中経出版)
山元浩二
KADOKAWA
この本について
人事評価をつくる側に回ると、「制度って結局、何を目指せばいいんだろう」と戸惑う瞬間が出てきます。公平性なのか、モチベーションなのか、キャリア支援なのか…。どれも大事そうに見えるのに、いざ制度に落とし込もうとすると芯がぶれる。僕自身、評価表を前に「これで会社は良くなるのか?」と何度も手が止まりました。 この本が効いたのは、その迷いを一度ゼロにしてくれるところです。評価制度のゴールは“人材育成を通じて経営目標を達成すること”とシンプルに言い切り、そのためにどんな項目を設定すべきか、業績・成果・能力・情意の区分をどう使い分けるべきかを、会社の現実に寄せて考えさせてくれます。また、結果だけでなくプロセスを評価に入れる理由が腹落ちし、面談を「評価の場」ではなく「育成の場」に切り替える大事さも実感できます。 読みながら、制度づくりは社員を縛る仕組みではなく、経営計画書やビジョンを行動に落とす“案内板”のようなものなんだと気づかされました。特に、賃金・昇進・評価の三つを一体で考える視点や、会社が重視する「規模・収益性・生産性」をまず決めるという話は、そのまま自分の職場に置き換えて考えるきっかけになります。 小さな会社で「評価制度をつくれと言われたけど、何から手をつければいいのか分からない」という人には、かなり実務に寄った一冊だと思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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