ビジネスケース『キーエンス~驚異的な業績を生み続ける経営哲学』―一橋ビジネスレビューe新書No.7

ビジネスケース『キーエンス~驚異的な業績を生み続ける経営哲学』―一橋ビジネスレビューe新書No.7

一橋大学イノベーション研究センター, 延岡健太郎, and 岩崎孝明

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この本について

仕事で「付加価値を出せと言われても、結局なにを変えればいいのか分からない」みたいなモヤモヤ、僕もよくあります。効率化を頑張っても評価が上がる実感が薄かったり、そもそも自分のやっている業務が価値につながっているのか確信が持てなかったり。そんな時に読んで腑に落ちたのが、このキーエンスの経営哲学をまとめた一冊でした。 この本がすごいのは、「付加価値を高めよう」という抽象的な話で終わらず、それをどう現場で運用しているかがやたら具体的なところです。目的を伝えないと工夫は生まれないから、指示には背景まで必ずセットにすること。営業も技術者も、潜在ニーズを拾うために徹底して顧客の現場を見ること。粗利80%という厳しい基準を“利益のため”ではなく“価値の低い商品を出さないため”に使うこと。読んでいると、自分の仕事でも「何を変えれば価値につながるのか」の輪郭が少しずつ見えてきます。 特に刺さったのは、社員を評価する軸が“独自の企画を生むかどうか”に一貫している点です。結果だけでなく、そもそも考える習慣を組織として鍛える。その姿勢は、自分の働き方を見直すときの良いヒントになります。 自分の仕事が「作業」になりがちな人、あるいは価値をどう生むかを現実的に考えたい人にはかなり向いていると思います。

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