
失敗談
外山滋比古
東京書籍 / 2013-04-29
この本について
最近、うまくいかないことが続くと「またか…」みたいな気持ちになりますよね。落ち込むほどでもないけど、かといって前向きにもなれない。失敗って慣れるとただのノイズみたいになってしまうし、逆に一つの失敗に引っ張られすぎることもある。その中間の感覚をどう扱えばいいのか、僕もずっと迷っていました。 外山滋比古さんの『失敗談』は、失敗をポジティブに変換しようと無理に励ますタイプの本ではありません。もっと地に足がついていて、「失敗にも鮮度がある」「一勝二敗のほうがあとで効く」といった現実的な視点が淡々と並びます。読んでいて感じたのは、失敗そのものより“そのあとに起きる小さな変化”に目を向けると、気持ちの置き場が少し変わるということでした。例えば、体操選手がウルトラ級の技を覚えるプロセスの話は、部分的な成功が積み重なっていく様子がリアルで、自分の仕事にもそのまま置き換えられました。 もうひとつ印象に残ったのは、「落ちてもいいし、落ちたからといって恥じることはない」という姿勢です。これは“諦めろ”という意味ではなくて、落ちた自分を一度受け入れてみると、その後の動きが自然になるという話。試験や昇進だけでなく、人間関係や日々の判断にも当てはまると思います。 失敗をきれいに肯定したいわけじゃなく、「もう少しうまく扱いたい」と感じている人にはちょうどいい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの94%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









