
知的生活習慣 (ちくま新書)
外山滋比古
筑摩書房 / 20150106
この本について
仕事でも生活でも、頭の中が常に情報でいっぱいになっている感じがして、「覚えなきゃ」と思うほど逆に思考が鈍ることってありませんか。メモは取っているのに頭は疲れていくし、勉強しても整理が追いつかない。そんな状態が続くと、自分は考える力がないんじゃないか…と妙な不安まで湧いてきます。 『知的生活習慣』を読んで感じたのは、外山滋比古はこの“詰め込み疲れ”に対して驚くほど現実的な視点を示してくれるということです。記録するからこそ忘れられる、忘れるからこそ頭が動き出す。そんな逆転の発想が、実際の行動レベルで腑に落ちるんです。たとえば、日記は「思い出すため」ではなく「その日を忘れるため」に書くとか、枕元でぼんやり考える時間こそが散歩より生産的だとか、どれも大げさではないのに効き目がある視点でした。 知識を集め続けるよりも、生活の中でどう使うか。そのためにどんな習慣を持てばいいか。この本はそこを丁寧にほぐしてくれます。知るために生きるのではなく、生きるために少しだけ知る。その加減がうまくできない人ほど、救われる部分が多い気がします。 「勉強しているのに、思考が軽やかにならない」と感じている人にとくに刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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