
記号創発ロボティクス 知能のメカニズム入門 (講談社選書メチエ)
谷口忠大
講談社 / 2014-06-10
この本について
仕事でも生活でも、「自分は世界をちゃんと見えているのか」とふと不安になることがあります。言葉の意味も、概念の境界も、実はなんとなく掴んでいるだけじゃないか……と。私自身、AIや知能の話題に触れるたびに、その曖昧さにモヤッとしていました。 『記号創発ロボティクス』が面白いのは、そのモヤモヤを正面から扱ってくれるところです。「ロボットに心はあるのか?」みたいな抽象論ではなく、そもそも私たちはどうやって世界を記号化しているのか、そしてそのプロセスをロボットで“作ってみる”とどこまで近づけるのかを、かなり丁寧に追っています。特に、連続的な感覚からどうやって「物体」や「言葉」を切り出しているのかという話は、日常の認知の曖昧さをそのまま照らしてくれる感覚がありました。 読んでいて感じたのは、世界は最初から意味づけされているわけじゃなくて、身体と経験を通して徐々に形作っているものなんだということ。だから、自分の理解が揺らぐ瞬間があってもそれは失敗ではなく、そもそもそういう構造なんだな、と少し肩の力が抜けました。この視点があると、仕事で新しい概念に出会ったときや、人との認識のズレに悩むときの扱い方が変わってきます。 「自分の見ている世界の成り立ちを、もう一段深く知りたい人」に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




