
A Contribution to The Critique Of The Political Economy (English Edition)
Karl Marx
e-artnow / 2019-05-07
この本について
仕事で成果を求められるほど、「自分が動かしているものは本当に“実体”があるのか」と不安になるときがあります。数字は追っているのに、手触りがない。日々の判断も、どこまでが自分で、どこからが環境に左右されているのか分からなくなる。そういうモヤモヤに触れたとき、「immaterial」という言葉を抜き出したくなる気持ちはすごく分かります。 この本は、いわゆる政治経済の理論書ですが、読み方によっては自分の働き方や価値の感じ方を一度分解するためのツールになります。何より助かるのは、物質的なやり取りの裏側にある関係性や構造のほうが、人の行動を大きく左右している、という視点です。自分の努力不足ばかりを責めがちなとき、「そもそもフィールド自体がどう形づくられているか」を考えるきっかけになります。また、今の仕事で感じる“手応えのなさ”も、単に自分の感受性の問題ではなく、価値が非物質的な方向へ流れていく時代そのものと関係している、と腑に落ちやすくなります。 特に、働き方の意味づけを一度フラットに見直したい人には刺さる本です。深読みしようと思えばいくらでも沈み込める内容ですが、決して構えずに、自分の立っている足場を確認するための道具くらいの距離感で読むのがちょうどいいと思います。
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