
男の粋を極める 装い歳時記
赤峰幸生、YAB
株式会社朝日新聞出版 / 2014-09-22
この本について
服を選ぶたびに「なんか決まらない」「色合わせに自信がない」と悩む瞬間ってありますよね。僕も紺とグレーを合わせてみて、なぜか重たく見えてしまう…みたいな小さな違和感をずっと放置していました。でも実は、そういう“なんとなくの失敗”って、理屈がわかると一気に整い始めるんだと、この本で気づきました。 印象的だったのは、派手さより“素材や色の相性”を淡々と積み重ねていく姿勢です。暗い色同士がぶつかる理由とか、スエードを明るめにすると全体が軽くまとまる話とか、説明されると確かにそうだよなと腑に落ちるものばかり。さらに、上着の丈や袖口の長さといった細かい調整についても、どう直すと自然に見えるかが具体的に書かれていて、今日から使える視点が多いんです。そして何より刺さったのは“長く着られる服を選ぶ”という考え方で、スーツを体になじませて育てていく感覚は、流行を追いがちな自分にとって新しい基準になりました。 服に正解を求めすぎず、でも大人として最低限の軸は持ちたい、そんな人にちょうどいい一冊だと思います。僕と同じように、クローゼットの前で立ち止まる時間が長い人ほど、静かに効いてくる本です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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