
大前研一 世界を知る6つの特別講義 (大前研一ビジネスジャーナルアーカイブス(NextPublishing))
good.book編集部 and 大前 研一
good.book / 2016-03-16
この本について
仕事の先が見えないときって、「このまま今の延長で走って大丈夫なんだろうか…」みたいな焦りがじわっと来ますよね。特に社会やテクノロジーの動きが速いぶん、自分の感覚が追いついていない気がして不安になる。僕もよくそういうモヤモヤを抱えていて、そこでこの本を読んだら、少し景色が変わりました。 大前研一さんの話は、抽象的な未来論ではなく、具体的な現場の空気を伴っていて、読むうちに「自分の立っている場所をもう一度見直せる」感覚がありました。たとえば、教育制度の硬直ぶりを笑い話のように語りながら、本気で古い仕組みを疑う姿勢を突きつけてきたり、企業が3〜5年先の姿すら描けていない現実を指摘して「だからこそ自己否定が必要なんだ」とシンプルに言い切ったり。極端に聞こえるけれど、現実を突きつけられたようで妙に腹に落ちました。 それと、自分と違う人間と混ざる大事さについての話は刺さる人が多いと思います。トイレで1人考えていても起業は生まれない、というあの一文。ちょっと笑えるのに、日々の閉じた思考に風穴を開けられた感じがありました。 今の立ち位置を一度フラットに疑いたい人、あるいは「このままだとズレる気がする」という直感を放置したくない人に向いている本です。大きな変化の話をしているのに、不思議と目の前の一歩を考えやすくなる一冊でした。
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