
キャリアショック―どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるのか?
高橋 俊介
東洋経済新報社 / 2000-12-14
この本について
キャリアの話になると、どうしても「このまま続けて大丈夫なんだろうか」とか「積み上げてきたものが急に通用しなくなったらどうしよう」という不安が頭をよぎります。僕も同じで、環境の変化が速すぎて、自分のキャリアがどこに向かっているのか見えづらい瞬間がよくあります。 この本が面白いのは、キャリアを“積み上げ式”だけで考える危うさを、具体的な事例から突きつけてくるところです。環境の激変で前提が崩れる「キャリアショック」という視点を持つだけで、自分の働き方の捉え方が少しやわらぎます。また、うまくいく人の特徴を、才能ではなく行動特性として扱っているのも助かりました。異質な経験をどう活かすか、未来の変化を読んで自分をどう賭けるか、そして自分の「こうありたい」をどう軸にするか。このあたりは、実際の選択の場面で手触りがあります。 さらに、動機と能力の組み合わせが幸福度を左右する、という考え方も腑に落ちました。成果を出しているのに満たされない理由って、単に向いてないからではなく、自分の内側の動機とズレているだけかもしれない。そう思えるだけで、次の一歩を探しやすくなります。 いまの働き方にうっすら不安がある人、あるいは「このままでいいのか」を言葉にできずにいる人に、静かに効いてくる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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