
Black Box Thinking: The Surprising Truth About Success (English Edition)
Matthew Syed、Matthew Syed Consulting Ltd
Hachette UK / 2015-09-10
この本について
失敗を避けたくて、つい目標をぼかしたり、先に言い訳をつくってしまうことってありますよね。仕事でも、後から振り返って「あれ、何が本当の原因だったんだろう」と曖昧なまま流れていくことが多くて、同じようなつまずきを繰り返してしまう。責任を問われるのも怖いし、自分のプロとしての面目を守りたい気持ちもあって、余計に本音から遠ざかってしまう。僕もよくそこで立ち止まります。 この本が面白いのは、「失敗をちゃんと見ること」って精神論じゃなくて、注意の限界や認知のバイアス、組織の空気など、かなり現実的な要因として扱っているところです。例えば、集中しすぎることで視野が狭まって時間感覚すら失われることがあるとか、階層の圧力があると気づいた問題を口に出せなくなるとか、「ああ、分かる…」という具体的な場面が多いんです。だから読んでいて責められている感じがなく、むしろ「こうやって仕組みから見直せばいいのか」と視点が整ってくる。 組織の問題に見えて、実は自分の日常にもそのまま当てはまる話が多くて、僕は「見えていないエラーにどう気づくか」を意識するようになりました。自分を守るために誤りを隠してしまう構造を知るだけでも、少し行動が変わります。 自分の失敗への向き合い方をもう一度ちゃんと見直したい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
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