
行動してみることで人生は開ける まず、できることから、やってみる PHP文庫
加藤 諦三
この本について
やるべきことが頭の中にいくつも浮かんでいるのに、どれから手をつければいいかわからないまま一日が終わることってありますよね。僕自身、気力が落ちてくると「どうせ意味ないし」と思って動けなくなるタイプで、気づけば遠くの理想ばかり見て、目の前のことをまるっと放置してしまう時期がありました。 この本は、そんな停滞感に対して大げさな解決策を出してくるわけではなく、「今すぐできる小さな行動」をどう扱うかという、ごく地味だけれど効き目のある視点をくれます。例えば、机の上を片づけるとか、深呼吸をするとか、一見バカらしいくらいの行動を一度だけで終わらせず、気持ちが乗らなくても続けてみること。その積み重ねが、自信や気力の回復につながるという話は、経験としてもすごく腑に落ちました。また「くだらない」と切り捨てる癖が実は自分の世界を狭めている、という指摘も痛いところを突いてきます。遠くの理想を追って動けなくなるより、近くの行動に身体を乗せたほうが硬直した心がほぐれる、という感覚が丁寧に言語化されています。 特に、何か始める前に「自信がついてから」と待ち続けてしまう人には刺さると思います。自信は行動の結果としてしか出てこない、という当たり前だけど忘れがちな視点を、この本は静かに押し出してくれます。動けない日の助走として、机の横に置いておくとちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
読書の順序
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