
心の休ませ方 「つらい時」をやり過ごす心理学 (PHP文庫)
加藤諦三
PHP研究所 / 2006-10-01
この本について
なんとなくずっと疲れていて、休んでも回復した気がしないまま次の日が来てしまう。人と話すだけでしんどい日もあれば、相手が不機嫌というだけで自分が責められているように感じてしまう。こういう状態って、頑張りが足りないわけじゃなくて、心の奥でずっと衝突が起きているだけなんだろうな…と、この本を読んで思いました。 読者の方が保存していた部分には、「本音を言わないことで消耗する」「憎しみを気づかれまいとする緊張感で疲れる」という指摘が何度も出てきます。まさにそこで悩んでいる人に向けて、この本はまず“休んでいい理由”を丁寧に示してくれます。単に休めと言うのではなく、なぜ休むことが必要なのか、なぜ自分を出せないまま頑張り続けるとエネルギーが削られるのか、その仕組みが具体的に書かれているのが救いでした。 もう一つ印象に残ったのは、「自分を軽く扱う人からは離れていい」という冷静な距離の取り方。このあたりは精神論ではなく、実際の行動としてどう生き方を変えるかのヒントに近いです。いきなり前向きにならなくても、まず自分の心の城をつくることからでいい。そんなふうに段階を踏んでくれる感じがあります。 「頑張り方より、いまは“休み方”に悩んでいる人」にとくに刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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