
「自分のアタマで考える子」の育て方 (PHP文庫)
高濱 正伸
PHP研究所 / 2014-11-04
この本について
子どもの勉強や習い事で、親のほうが妙に構えてしまうときってありませんか。塾選びひとつ取っても「実績」とか「教材の質」とか情報は山ほどあるのに、肝心の“この子に合うかどうか”が見えづらい。さらに、子どものペースは読めないし、やる気にも波がある。親としてどう関わるのがいいのか、正解がないまま日々揺れ続ける感じ、よく分かります。 この本は、そこに少し風を通してくれます。たとえば、合格者数よりも「塾長がどんな教育観で子どもと向き合っているか」を見たほうが安心できる、という話。数字に目が行きがちなところを、ちゃんと子どもの内側に視点を戻してくれます。また、やんちゃに見える時期の集中力の芽をどう扱えばいいのか、落ち着きよりも“好きに没頭する時間”のほうが後々の伸びにつながる、といった考え方も肩の力を抜いてくれます。さらに、叱り方や夫婦の会話の話など、家庭でよくつまずく場面をそのまま扱っているのもありがたいところでした。 全体として「うまくやろう」とする親の気持ちを否定せず、でも必要以上に先回りしすぎなくていい、と穏やかに教えてくれる本です。中学受験を考えている家庭だけでなく、「子どもとどう距離を取ればいいのか迷いがち」という人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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