
どんな時代でも幸せをつかめる大人にする つぶさない子育て
高濱 正伸
PHP研究所 / 2021-09-21
この本について
子どもの悩みに向き合う時って、「どこまで関わればいいんだろう」「余計なことをしてしまってないかな」とモヤモヤする瞬間が多いですよね。つい先回りして助けたくなるし、逆に何もしないのも違う気がする。自分が親として正しいのか、迷い続けるあの感じ、わかります。 この本は、そういう“さじ加減の迷い”に少しだけ光を当ててくれました。たとえば、子どもが挫折している時に必要なのは、アドバイスより「共感して受け止めるだけ」でいい場面があること。また、没頭している時に助け舟を出しすぎると、せっかくの学びを奪ってしまうこと。そして、思春期の子には日記という形で、自分で自分を整理する時間を渡してあげるほうがずっと効くこと。どれも、私が「良かれと思ってやっていたこと」を少し揺らしてくれる内容でした。 読みながら、「子どもが育つ力って、実は親が一歩ひくことで育つ部分も多いんだな」と実感します。いじめへの関わり方や中学受験の温度管理など、現実的で生々しいシーンに踏み込んでくれているのもありがたいところで、単なる理論ではなく、日常の困りごとにそのまま降ろせる感覚があります。 自分の“正しさ”が揺れるたびにしんどくなる…そんな人にこそ届く一冊だと思います。
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