
世界一やせる走り方
中野 ジェームズ修一
新潮社 / 2015-02-20
この本について
走る習慣をつくりたいのに、三日坊主になったり、ひざが不安だったり、「そもそもこれで合ってるのか?」とモヤモヤすること、よくあります。僕も仕事の合間に走ろうと思っては先延ばしして、気づけば数週間…ということを何度も繰り返してきました。 この本がおもしろいのは、「走るべき」「続けるべき」と押してこないところで、現実の生活にどう落とし込めば負担なく続くかに徹底して寄り添ってくれるところです。たとえば、眠くなる昼過ぎに10〜15分走ると夕方以降の仕事がはかどるとか、走り終わりを“もうちょっと走れそう”で止めたほうが翌日も動けるとか。こういう小さな工夫が積み重なると、ランニングってこんなに軽かったんだと気づけます。 また、読者が保存していた抜粋にもありましたが、ひざの不安や疲労の抜き方みたいな「体の扱い方」がとても具体的です。静的ストレッチは運動前にやると逆効果だから後に回す、筋痙攣は冷やさない、コンプレッションは科学的根拠が薄い、といった現実的な話が多くて、走り方の“迷信”に振り回されがちな人ほど救われます。筋肉が“貯筋”できるという話も、歳を理由に諦めがちな僕にはけっこう心強かったです。 無理やり自分を変える本ではなく、日常に少しずつ「走る余白」をつくりたい人に向いています。特に、がんばるよりも続けたい人、自分のペースを取り戻したい人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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