
ちっちゃいおっちゃん 笑って学べる心のおべんきょう
尾崎 里美
カナリアコミュニケーションズ / 2010-07-25
この本について
最近、「なんで同じことで何回も落ち込むんだろう」「人に言われた一言で勝手に心がざわつくのは、自分が弱いからなのかな」と、ふと立ち止まる瞬間がありました。頭では気にしないようにしているつもりでも、感情だけ勝手に反応してしまうあの感じです。そんなときに手に取ったのが『ちっちゃいおっちゃん』でした。 この本が面白いのは、「過去の記録」という視点で、自分の反応のクセを見直すきっかけになるところでした。たとえば、嫌いな人がいるんじゃなくて、嫌いだと判断する“記録”が動いてるだけ、という話。これは個人的にかなり刺さりました。自分の中で勝手に再生されている思考パターンに気づくと、相手より先に自分に向き合う余裕が少しだけ生まれるんですよね。 それから、「言葉を自分にどう使っているか」を丁寧に扱ってくれるのもありがたかったです。自分の悪口を日常的に言っていると、無意識がその通りに動いてしまうという話は、わかっていたようで逃げていた部分でした。完璧な自己肯定なんて無理でも、「それってほんまに真実なん?」と一回問い直すだけで、心の反応が変わる瞬間は確かにあって、そこがこの本の効きどころだと思います。 大げさな成功論ではなく、「気づいたら自分で自分を縛ってただけかもしれん」と静かに思わせてくれる本です。自分の内側がごちゃついていて、でもどう扱えばいいかわからない人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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