
あなたの隣のモンスター社員 (文春新書)
石川弘子
文藝春秋 / 2015-02-20
この本について
職場で「この人、なんでこうなるんだろう…」と理由の見えないトラブルに巻き込まれた時って、相手を理解できないまま自分だけ疲れていく感覚がありますよね。私も、相手の言葉と行動が噛み合わない場面に出くわすたびに、何を手がかりにすればいいのか悩んでいました。 この本は、相手を断罪するためのものではなく、混乱した状況をいったん整理するための視点をくれます。例えば、「本人の感じたこと」と「事実」を切り分けて見る、といったシンプルな作業が、思っている以上に状況をクリアにしてくれたりします。また、相手の過激な主張の裏にある“本人の満たされなさ”という観点は、単なる「困った人」ではなく、人としての背景をどう扱うかのヒントになります。さらに、履歴書の書き方のような一見細かい部分からも、その人の姿勢や責任感を読み取れるという指摘は、採用やチームづくりに携わる人にはかなり現実的です。 感情論でも精神論でもなく、現場でどう判断し、どう距離を取るか。そういう地に足のついた材料がほしい人に向いています。職場の人間関係で「相手の言動の理由が見えずに疲れている人」にとって、状況を少しだけコントロールできるようになる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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