
6度目の大絶滅
エリザベス・コルバート、鍛原 多惠子
NHK出版 / 2015-03-25
累計読者数4
平均ハイライト数 16件/人
推定読了時間 約5時間36分
star総合評価 52/100
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この本について
環境の話って、日常ではどこか遠く感じるのに、ふとした瞬間に「本当にこのままで大丈夫なんだろうか」と不安になることがあります。何が起きているのか知りたい気持ちと、知るのがこわい気持ちが同時にある、あの落ち着かない感じです。 『6度目の大絶滅』は、その曖昧な不安を「具体的な出来事」として見せてくれます。たとえば、カエルが心不全で死んでいく原因が、見たこともない真菌にあるとわかった話を読むと、生態系の変化がどれほど静かに進んでいるのかが急に現実になります。また、恐竜の絶滅や気候の急変のような“かつての地球の劇変”が、実は現在の変化よりゆっくりだったという指摘は、今の環境変化がどれほど速いのかを実感させます。さらに、昔は絶滅という概念すら受け入れられなかったという科学史の描写が、私たち自身の「理解の限界」まで照らしてくれるのが面白いところです。 大きな問題に圧倒されがちだけれど、ただ不安の中で立ち止まるより「何が起きているのか」を自分の言葉で捉え直したい人に向いている本だと思います。
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出版社による紹介
私たちは、いま、 “6度目の大絶滅”の只中にいる! 地球ではこれまで5度の大量絶滅が起きている。 隕石衝突、火山活動、氷河期到来など、いずれも突然の大規模な自然災害で多くの種が消滅した。 そして現在、サンゴ類の1/3、淡水産貝類の1/3、サメやエイの1/3、哺乳類の1/4、爬虫類の1/5、鳥類の1/6、植物の1/2がこの世から姿を消そうとしている。恐竜時代には1000年に1種だった絶滅が、いま、毎年推定4万種のペースで人知れず進行しているのだ。このままでは、2050年には種の半分が消えてしまうかもしれない。世界各地でいったい何が起きているのか? そして原因は何なのか? 絶滅の最前線で、歯止めをかけようとする研究者たちの時間との闘いが熱く繰り広げられている。 『ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー』2014年ベストブック10冊に選ばれた話題作。福岡伸一氏推薦。 [内容] 第1章 パナマの黄金のカエル 第2章 マストドンの臼歯 第3章 最初にペンギンと呼ばれた鳥 第4章 古代海洋の覇者 第5章 人新世へようこそ 第6章 われらをめぐる海 第7章 海洋の酸性化 第8章 アンデス山脈の樹林帯 第9章 乾燥地の島 第10章 新パンゲア大陸 第11章 サイの超音波診断 第12章 狂気の遺伝子 第13章 羽をもつもの
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