
はじめよう! 要件定義 ~ビギナーからベテランまで
羽生章洋
この本について
要件定義に向き合うとき、「結局どこから手をつければいいのか」「業務整理と要件定義がごちゃついて、何を決めれば終わりなのかわからない」といったモヤモヤを抱えることが多いと思います。自分もまさにその沼にハマっていた側で、会議のたびに論点が散らばり、完了のイメージすら持てない状態が続いていました。 この本がよかったのは、まず“混ざりがちな工程をきれいに分けてくれる”ところでした。行動シナリオは台本で、UI・機能・データは大道具や小道具という比喩がそのまま軸になって、どこからどこまでが要件定義なのかが一気にクリアになります。さらに、「ゴールから逆算する」というシンプルな視点で、UIをどう描くか、データをどう扱うか、といった後工程まで見通した考え方に自然とつながるのが実務的でした。作る人と作ってほしい人の合意事項として要件を捉え直すくだりも、自分の仕事の立て直しに直結しました。 特に、行動シナリオと要件定義が混ざってしまっている現場で悩んでいる人には刺さる内容だと思います。全体像の描き方から、必要な成果物がどこで揃うのかまでが順を追って示されているので、「完成に向かう道筋が見えない」という不安がかなり軽くなります。 現場で「要件定義って結局どういう状態になればいいの?」と迷い続けている人にほど、落ち着いて読んでみてほしい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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