
男がつらいよ
田中 俊之
朝日新聞出版 / 2023-07-21
この本について
やりたいことがわからないまま年齢だけ重ねていく感じとか、恋愛や結婚にまつわる「普通こうでしょ」という空気に妙な息苦しさを覚えることって、わりと誰にでもあると思います。自分の気持ちが鈍いのか、努力が足りないのか…みたいな自己責任モードに入りがちですが、この本はそこを一度ほぐしてくれるところがあります。 読んでみて意外だったのは、「悩むこと自体は悪くない」とはっきり書かれている点です。気が変わってもいいし、環境で人が変わるのも当たり前。こういう当たり前を当たり前として扱ってくれるだけで、肩に入っていた力が抜けました。さらに、男がリードしなければいけない、稼がなければ価値がない、といった“見えない規範”を丁寧にほどいていくので、普段自分でも気づかなかったしんどさの正体に触れられます。恋愛や結婚を「能力」や「優劣」と結びつけてしまう現代の空気についても、具体的なデータやエピソードを交えながら説明されていて、単なる意見書ではありません。 全体として、この本は男性を甘やかしたり持ち上げたりするわけでもなく、逆に断罪するわけでもなく、「どうしたって社会の枠に影響されるよね」という前提から、じゃあどう距離を取るかを一緒に考えてくれます。自分を責める癖がある人や、恋愛・仕事・家族のどこかで無言の役割に縛られている感覚がある人には、特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




