
マイナス思考と上手につきあう 認知療法トレーニング・ブック 心の柔軟体操でつらい気持ちと折り合う力をつける
竹田 伸也
遠見書房 / 20120815
この本について
気分が沈んでいる日のことを思い返すと、「何が原因なんだろう」と状況ばかりを追いかけてしまうことが多いです。でも実際は、そのとき頭にふっと浮かんだ考えが気分を強めていたりします。しかも、その考えがどれだけ極端でも、自分では当然のことのように受け入れてしまうからやっかいなんですよね。 この本は、その“自動思考”をつかまえるところから丁寧に扱ってくれます。たとえば、嫌な考えを反芻してしまうとき、「この時間を本当に使いたいことに回すとしたら?」と問い直すだけで、抜け道が見えやすくなる。あるいは、できなかったところばかりを拾ってしまうクセに気づくと、「できていたこと」を拾い直す習慣が少しずつ育っていく。どちらも劇的な変化ではないけれど、日常の息苦しさがじわっとほどけるような感覚があります。 極端なマイナス思考を無理やりプラスに置き換えなくていい、という姿勢も現実的で救われます。白か黒かで判断せず、考えの幅を取り戻していく。その積み重ねが、自分のペースで前に進む力につながるんだと思います。 自分の考え方のクセがよくわからないまま苦しくなってしまう人、気分の悪循環を少しでもほぐしたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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